時々谷根千をぶらりするのが好きなんですが、根津でたまたま入ったそばの鴨せいろが美味しかった( *´艸`)
カウンターしかないそば屋は脱サラ?ぽい店主が一人できりもりしている小さなお店。
鴨そばで熱燗を一杯な休日の昼下がりを過ごしました。
根津のそば屋三里で鴨せいろ
主人と谷根千を日暮里からぶらりぶらりしていて、そろそろお腹がすいたね、とたまには違う道を行こうと入っていった先にみつけたのが三里というお蕎麦屋さん。
中に入ると8席ほどのカウンターしかない小さなお店で、それでもすでに4人ほど席についていました。
ちょっと狭いかな。。。
と思いつつもその日は外は極寒の中散歩していたので、身体は冷え切っており、もうここでいいよとばかり入りました。
奥に1人できていた眼光するどいおじさんが、ずっとこちらに視線を向けているのが気になって仕方がなかった。
食べ終わっている風なのに、お酒飲みながら視線をこちらにむけてくるんです。
いつか怒鳴られそう。。と冷や冷やしながらも寒い身体を温めるために熱燗を取り急ぎ注文。
まだ見ている。。。
こちらのお店は鴨せいろがおすすめみたいですね。ということで注文。
お蕎麦はその他にもおろしそばや山菜そば、かも南蛮もありますね。
また嬉しいことに日本酒も数種類あって、ちょっとしたおつまみも数種類ありました。
まあ、といっても板わさとかたたみいわしなどですね。
その中でも唯一気になったそば刺身を注文。
ちなみに、、、このお店は店主が1人で注文から調理から会計までお一人でやっているため、とにかく遅い!
初めにきたこのそば刺身は熱燗1本を2人でのみほして、追加を頼みたくても頼めずにやきもきしている間にきました。
熱燗を飲んでいる間も隣のなんだか威圧感のあるおじさんはずっと私たちのほうをみているというか、視線を左越しにずっと感じているわけで。。。
やけに左肩がこって仕方がない。。
カウンターも狭いので、コの字型になったカウンターの目の前にもご夫婦かと思われる男女がいまして、なんとも居心地はよろしくはないのです。
そしてさらにコの字の横側にも若いカップルが入ってきて、やたら窮屈な感じになりました。
左には眼光するどいおじさんと、すぐ正面にはどこぞやのご夫婦。右には若いカップルがそば談義。
話し声もつつぬけなので、当たり障りのない話しを主人とずっとしていました。
ちなみにこのそば刺身というのは初めていただいたのですが、少し厚めに伸ばしたそばをキュッと冷やしたもので、のごごしもよくてお酒のつまみにとても良く合いました。
かなり遅くなるよ、とは言われて覚悟していたものの、熱燗3本飲む頃にようやく到着した天ぷらの盛り合わせ。
エビの頭もしっかりと揚げられていて、サクサクで美味しかったんですけどこの量で1840円はちょっとお高い気がします。高いですよね?
で、この頃にようやく気付いたんです!!!
隣の眼光鋭いおじさんはなんで食べ終わったのに、お酒飲みながらずっとこっちを見ているのか、、と思っていたらなんと
忘れられているわけではないとは思うのですが、おじさんもお酒を飲み終わってもまだ注文したそばがきていなかった様子で、とにかく手持ちぶたさでずっと外のほうに視線をむけていただけでした。
そして多分、自分のそばはまだ来ないのに後から次々と入ってくる客に店主が対応し始めるのでやきもきしていたんでしょう。
ちなみにそのおじさんはそばを5分ほどで食べ終えて、さっと帰って行かれました。
怒鳴られなくてよかった( ̄ー ̄)
私たちの鴨せいろもようやく到着。
久しぶりに本物の鴨せいろをいただいたって感じのお味です。
鴨は国産でやわらかくて、噛むとジュわっとカモ肉の独特の甘みと脂が口いっぱいに広がります。鴨の脂も外国産みたいな臭みもないです。
またネギもいいですね。しっかりと焦げ目のついたねぎは大きくて、千住ネギかな?と思うくらいの甘さがありました。(店主が忙しそうにされているので何も聞けず)
また中に入ってる鴨の肉団子も軟骨が入っているのかちょっとコリッとした食感もして、とにかく鴨の上質な脂が溶け出す肉団子です。
おそばも手打ちでいいんですが、少し水切りが足りないかな、ちょっと水っぽい感じがしました。
鴨のおつゆは最高に濃厚な味でよかったので、そこが少し残念でした。
お酒もいろいろあって、夜は一杯飲めるお店のようですね。
昼間でしたがわたしたち以外にも、日曜日だからか飲んでいるお客さん多かったですね。
私たちのような熟年夫婦にとってはおつまみやおそばの量はいいのでしょうけど、普通の人にとってはお食事の量は少なめかと思います。
若いカップルは食べ終わったら「お腹空いたね」ってボソッと話してました。
お酒を飲みつつ、、のコンセプトなんでしょうね。
また、少し混んでいたら提供されるまで時間がかかるというのは、覚悟のうえいかれた方がよろしいかと思います。
鴨そばはそれでも食べる価値のある美味しいおそばでしたよ。
本日もおいしゅうございました。